特撮hero関連ツイまとめ(2013/10/14-11/26)

※思考の流れの整理と確認を兼ねて。その3。


10/14

ジャンパーソン。先週末に滑りこみ視聴した29&30話。父を殺された憎悪から地球上の全ロボ抹殺を企てる兄弟に対し
それでも「ロボはサポート主役はあくまで人間」だとネオギルドと共に滅ぼされる覚悟で体を張って彼らの生命を守るJPの献身。
posted at 18:00:56

ロボ設定ゆえに際立つ身も蓋もない「献身」の過酷さ。「守る」が存在意義に直結するのも人ならぬロボなればこそ。
posted at 18:01:56

悪と戦うために人間に創られたロボに心がある、はつまり当初の目的達成の有効な手段(道具)に過ぎないものが完成後は
ただの「モノ」から人と変わらぬ「存在」になる、なので真面目に考えだすと結局は人間の残酷さに行き着くという苦いオチに。
posted at 18:03:23

鎧武。日常にホログラフィな非日常が介入してくる発想にアキバレンジャー連想しつつ。妄想が現実に際どく混在しカオスに
なるのを主人公は歓迎するのか阻止するのか(普通は後者だろうが)方向性がまだ見えないのと
インベス同士のバトル二回は尺取過ぎ、理屈蹴飛ばしライダーの見せ場増やすのが吉かと。
posted at 18:09:40

「ヒーロー能力はエゴでなく皆んなを守るために使う」とか「まずは自力でやってみる(依存から自立へのススメ)」とか
「勝つために手段選ばずの卑怯を許さない」とか、番組枠意識した作りにしてきっちり保険かけて外堀埋めてるのが
地味に好感(枠ルール内でどこまでやれるか興味津々)。
posted at 18:10:41

10/21

もしや曽田博久脚本の真の凄さは 冗談のような内容でもご本人にその自覚はなく どれも真面目に取り組んでるところに
あるのではないか疑惑浮上中。→
posted at 17:33:17

ライブマンの基本憂鬱なまでのシリアス路線に曽田脚本の過剰さがもたらす可笑しみは狙ってできることじゃない。
38話で改造マゼンダが手指から放つマシンガン攻撃をメンバー5人がまんま生身で受けてみせ、平気なのは
特製防弾チョッキを着用していたからさ!などと誇らしく種明かしするのは
posted at 17:35:36

一体その手間に何の意味が!な脱力を誘わずにおかないが(←※変身すれば即解決だし)、
先日バイオマンでも敵の超電波攻撃に晒されてる仲間を助けるべくピンクが
「フルート(←彼女のトレードマークの楽器)なら超電波に影響受けず皆んなに連絡できるわ!」と叫んで
現地(お馴染みの石切り場)に赴き、崖の上から堂々吹く曲は
posted at 17:36:58

何故かバイオマンのOP、しかも冒頭部のみリピート、その音色が何の連絡になるのか明かされぬまま、ピンクは崖からジャンプし
皆と合流、司令塔ピーボからのメッセージを「口頭で」伝える。ちなみに超電波を遮るだのありがちなお約束事も発生せず。
たく底知れないぜ曽田脚本(額の汗を拭う仕草)。
posted at 17:39:21

10/27

なんと。次回キョウリュウジャーはトリンの変身態らしきシルバー登場ですと。しかも他のメンツ同様あの方が「踊られる」と。
姉さん事件です!我が贔屓SAがゴールド&シルバーで揃い踏みですぜ。いいんですかこんなご褒美頂いて
(幸せな誤解は解かぬが花)。今から胸バクバクです。
posted at 11:59:07

キョウリュウジャー追記。前回今回と巨大ロボ戦への愛と情熱が竹本昇監督の撮り方や特研のミニチュアワークに結実してて
素晴らしかった。ロボの重量感や巨大感が伝わってくる映像に仕上げた努力と拘りには頭が下がります。
伝わるから届くから作り手が普段以上に手間かけたその熱さは視聴者にちゃんと。
posted at 14:21:12

10/31

@@@(大きく頷きながら)わかりますとも、ポージングは大事な決め手の一つですとも。特に脚が気になる身としてはw
最近見てたバイオマンでの両脇に位置取りした喜多川ブルー&剱持グリーンの股関節の柔軟性を競うかのような決めポーズや、
あとギンガマンCDジャケットだかの→
posted at 16:19:22

@@@2)高岩レッドの股割りポーズとか、限界に挑戦してる壮絶さがね、感じられたりも。
うちの(うちの?)大藤ガオシルバーのOPでのメンツ並んでのポージングも格別でありましたなあ。懐かしや・・
posted at 16:21:06

11/6

常に正しさが保証された固定化ヒーローである限り、正義と勧善懲悪はワンセットでついてくる。
ヒーローと敵対する対象を善玉悪玉の単純な役割分担させた上で、正義でも勧善懲悪でもないと否定するのは詭弁だ。
戦隊やライダーがほぼ例外なく正義と勧善懲悪の論理に貫かれている事実は変えようがない。→
posted at 14:44:41

特撮ヒーロー作品は「バイオレンスを楽しむ」目的を宿命的に背負っている、暴力に正当性を持たせるためヒーローは
常に正しい側に固定化される。それが伝統やお約束という名目にすり替わる胡散臭さに自覚的であるなら
正義と勧善懲悪を否定する無意味も分かるかと思う。
posted at 14:47:57

正義と勧善懲悪の図式から脱するにはヒーローの設定を正しさの固定化から流動化へ転換させるのが不可欠で、その先鞭を
つけたのが龍騎の群像劇スタイルだろう。ただライダーが複数乱立すると当然ながらヒーローを形成する主要成分たる暴力と
他者への献身が、暴力と自身のエゴ追求に変容するわけで、→
posted at 14:50:14

ライダーの根幹をなす定義から外れる(変身ベルトが共通程度では何でもいいと節操なく認めるようなもの)問題が残る、
これは鎧武にしても同じく。
posted at 14:51:22

前々回キョウリュウの、阻止すべき企みの気配濃厚の敵とはいえ、ただ湖に釣り糸垂れてるだけのタイリョーンにレッドが
キックかましたのが微妙に引っかかっていて。
例えば釣り竿を取り上げるとか釣り糸を切るとか、直接暴力以上に有効な手段はあったはず。
演出一つでキャラの印象は劇的に変わるから。
posted at 17:57:51

11/7

絶対の域から落として相対化する必要は昨日の話題とも繋がる。ヒーローの相対化やってくれる覚悟あるだろうか鎧武に。
視聴者がヒーローに丸投げで善悪判断の権限譲渡(勧善懲悪の代行者に)しようともその度に「残念でしたー」と軽やかに
裏切り続けて欲しいなとか。
posted at 18:37:15

11/8

ぼつぼつと続けた相対化の話をもう少し。過日のウィザード特別編(飛び入り依頼された會川脚本だけを責めるのは理不尽と
そこは理解しつつも)での「仮面ライダーは正義のためじゃなく自由のために戦う」宣言の時点でとうの昔に時代とズレて
しまった(のに薄々気づきながら意味をなさない美辞麗句を→
posted at 15:36:36

盾にその「ズレ」から目を逸し続けてきた)見苦しさに否応なく直面させられ切なく涙した一人として、
絶対正義を事前に(なぜ彼という「個人」が常に正しい側に立つと保証できるか、の説明一切なく)約束されたヒーローが
活躍する「勧善懲悪を行使する権限が特定の個人に属する」路線の終焉を→
posted at 15:38:17

はっきり見届けたので、この従来の方法論がもう使えないこと、随分前から耐用年数過ぎている事実を潔く認めて、それに代わる
新たなやり方を一刻も早く打ち立てないと大変だ、と血の気の引く思いがする。
無害ならまだしも、社会全体に「強いもの」への依存が年々酷くなる一方の現代では→
posted at 15:40:12

「個人に属する勧善懲悪を行使する権限」はより一層依存症状を加速させる害悪になりかねない。
善悪判断の権限を一手に独占するヒーローはその昔、無私の精神に準ずる聖人並みの人格者に設定されることで辛うじて
成立していたが、今や一般人並みの等身大ヒーローが主流の時代に前述の問題点→
posted at 15:42:28

「なぜ彼という個人が常に正しさを保証されるか」の理由付けが曖昧なまま従来の方法論(ヒーローは常に正しい)を踏襲するのは、
筋の通らない支離滅裂でしかない。でもその(前世紀の遺物的な)支離滅裂を21世紀以降もやり続けてきたのだった騙し騙し。
大人相手なら構わない、でも子供は→
posted at 15:44:54

「それ」を素直に信じるから憧れるから、影響されるから、将来を思うと空恐ろしくなる。特撮ヒーローにつきものの「暴力」には
それをヒーローが行使していい理由に 「彼は常に正しい」が暗黙の了解的にあった、あったから視聴者は「正しい彼」の勝利を
喜び、暴力を正当な行為だと納得できた、→
posted at 15:46:26 

だがその彼とその暴力の正しさが「今でも」無条件に保証されているとは、かつてと今の時代状況の変化や受け止める人の
内面変化などを鑑みればとても言えない、そんな見えすいた嘘はつけない、またついてはならないのだと思う。見る側も作る側も
「お約束」に慣れすぎてそれが日常に溶け込みすぎて→
posted at 15:49:05

感覚が麻痺してやしないだろうか、立ち止まって考えてみる、 振り返ってみる大切もあるんじゃなかろうか。
余計なお世話、と言えるほど「のどかな」段階はとうに過ぎていると思いあえて書いてみた、 誰に届くという当てもないまま。
でも大事なことだと思うから。
posted at 15:50:13

いや設定の力だけではないな。聖人並みの人格者なら何をやろうと常に正しい、がかつては十分説得力を持ち得たからだ。
今と比べると単純素朴なフィクションの嘘が容易く成立しえた時代状況も加勢していたはず。
posted at 16:22:12

11/11

ハーバード白熱教室のリーダーシップ論「リーダーシップは実践にあり(権威やカリスマ性とは無関係)」との興味深い講義。
私の考える「ヒーローは誰であるか(人)でなく何をしたか(行為)で決まる」にも相通じる気がする。
「人でなく行為」は善悪判断にも言える。人に固執すると道を踏み外す。→
posted at 18:00:37

視点をどこに置くか、対象を何に定めるか。善も悪も不動でなく絶えず変動する、人の中で。
完璧な正しさには到達不可能、失敗や間違いこそ次なる飛躍の撥条。大事なのは失敗や間違いをしない、じゃなく、
失敗や間違いを恐れず果敢に挑戦する諦めない勇気だ。特別に備わる資質、じゃなく、誰にでも→
posted at 18:03:46 

可能性は開かれている、と伝えることだ。今の特撮ヒーロー作品に求められているのは多分これ。鎧武の子が熱く語った通りの
「誰かを(見る者を)励ます/もう一度立ち上がらせる」に繋がる中身のあるなし。
posted at 18:05:57

鎧武。「力には責任が伴う」はまさにノブレスオブリージュの精神でありこの義の実践がヒーローを生む流れ。
ヒーローがいて義を実践する、ではなく、義を実践するからヒーローだと。これが本来の順序。
posted at 18:08:53

前回で鎧武の子が一度命懸けの本気バトルに怖気づいて投げ出すエピが入るのが肝。
初期段階で主役の格好悪いとこを晒し、そこから立ち上がる流れに価値がある。ライダーになるまでの展開が555の乾巧ぽいが
こちらは「君は誰より特別」感が希薄であのシチュでフツーに「怖気づく」のが凄くいい。→
posted at 18:11:38

今後は各自それぞれ見せ場が用意されてることを期待。バナナやメロンの子もありがちな上っ面の格好付け以上の複雑な陰影や
意外な一面など画面の中で生きて呼吸している感じが出せたらもっといい。
posted at 18:14:37

惜しむらくはバトルが(意図的な仕掛けなら納得だが)チンピラ同士の凡庸な殴り合いレベルで見栄えがイマイチな点。
折角の戦国武将スタイルを生かす殺陣の組み立てを是非見てみたい。張り詰めた緊迫感だの思わず惹き込まれる間合いや緩急だの、
バトルにも今までにない新風が呼び込めれば御の字。
posted at 18:19:31

ふと。「龍騎はライダーとは別物な気がする」と繰り返し語った虚淵脚本にはでは鎧武についてはどう思うかの見解を
聞いてみたくもあり。
posted at 18:34:02

個人的にはその点と一見ハードに見えて実はべったり感傷的な重たさ暗さが張り付いてるのが良くも悪くも龍騎の印象で、
帳尻合わせ的結末の甘さも然り(あれでは積み上げたものが台無しだと真剣に怒った記憶ある)。
posted at 18:35:06

ヒーローの相対化に意味はあるが正義の相対化は今更の前提だから白けるだけだ。
正義は人それぞれ。当たり前だ、だから何だ、であっけなく終了してしまう。何も言ってないに等しい。
スタート地点を確認したに過ぎない。
だからその先の共有可能ラインを模索して初めて意味をもつのだと思う。
posted at 21:04:34

11/12

補足。ここは(正義とするより)「言い分」とか「主張」とした方が的確なので、うっかり巷間まことしやかに流通する言い回しを
引用するよりむしろ書き換えるべきだったか。「愛」などと同様に言葉本来の意味や重みが急速に失われるのは悲しく、
言葉の力を無闇に無効化する非情には極力手を貸したくないと思ってしまう。
posted at 15:19:25

言い分は人それぞれ。主張は人それぞれ。で一向構わないし正義などとやたら大上段に構えるハッタリより遥かに意味が通ってる。
posted at 15:50:57

11/23

ライブマン47話。ビアスの真の企みを知り逃亡図ったマゼンダを慌てず騒がす沈着冷静に追い詰める大藤ガッシュ
神経行き届いた動作仕草の一々にぐっと胸掴まれ陶然と見やる。
踏ん張るように大きくやや外向きに開く脚線とその時の太腿裏の筋肉の張り見たさに一時停止も辞さないミーハー心持て余し。
posted at 18:53:43

11/25

正誤(善悪)の判断基準がヒト(人)からコト(事)へ移れば、
自ずと固定化した役割分担(悪人善人だの敵味方だの)もほどけていく。
posted at 19:29:21

たぶん主人公がヒーローになるかならないかの分水嶺は何処にも何にも貢献しない、次なる創造を喚起しない、
純然たるエゴの発動は巡り巡って自らの墓穴を掘るマズいやり方だと直感的に理解できる賢さのあるなし。
posted at 19:32:28

11/26

キョウリュウジャー。私が知る限りにおいて、ではあるが、加藤監督の最高傑作!と感じた今回。
過去のあらゆる駄目出し(すまん)をことごとく無効化する出来に、なにやらもう胸一杯で。
この地道な努力の賜物に惜しみない拍手を。お疲れさまです良かったです。 #kyoryuger
posted at 15:42:43

他に美味しかった項目。一人二役で出合くんの出番多かった/忘れられがちな「強さは優しさ」の確認/
ラッキューロたん例に「敵か味方か」思考の限界を示唆/予告の目出度い(愛でたいw)十人並び/
意外と充実ゴールドの美脚ショット、こんなとこでしょうかw←煩悩まみれすぎ #kyoryuger
posted at 15:49:15

なんで1つ2つ他メンツより動きが多いんだろうか(がそこがいい)うちの金ちゃんはw 
あの膝下の脚の使い方、地面を軽快に蹴るようなスキップっぽく跳ねる足運びがキュートで毎回の密かなツボ。
posted at 15:51:40

ギガントブラギオー内の七人並びでも一時停止活用で眺めやる。もはや儀式化。
posted at 15:53:04

さらにプテライデンオー+トリケラでのピンクとの二人並びの特典までつくとは何たる贅沢仕様か(個人比)
posted at 15:54:05