2012-05-01から1ヶ月間の記事一覧

第2回「Frozen Memory」/はつ恋(ドラマ10)

NHK公式サイト二話目を視聴して、 本作は医療ドラマの体裁の上に、一人の女(木村佳乃)が新旧二人の男(青木崇高と伊原剛志)の間で揺れ動く 愛の三角関係を描こうとしているのかなと思ったりしたが、 まだ正直今後の方向性がよくわからないでいる(難病の…

『神々と男たち』をきっかけに考えたこととか

『神々と男たち』という映画を観ての直接の感想というより 内容に触発されて考えたことなど(まとまりのない雑感)。イスラム教圏アルジェリアでの内戦激化による暴力の余波は、フランス人修道士たちにも 及ぶところとなった。1996年に実際に起きた事件なん…

先週(ゆずれない思い)の感想その他/梅ちゃん先生

本日も梅ちゃん節は健在、快調にボケかましてくれて頼もしい限りである。 隙だらけの駄目っ子という問題児設定こそ、これまでの朝ドラヒロインの 卒のないイイコちゃんな常識を破る核心部分だという見方が、いよいよ強くなるここまで徹底してると。徹底して…

あらためて綾野剛への好感/BSコンシェルジュ

名を呼ばれて客席袖から壇上目指し急ぎ足で近づく時の、舞台そして客席へ、思い込めて丁寧にお辞儀する様子に ああ綾野剛だなと、先だってスタジオパークでの語り&振る舞いを思い出し、信頼を深めたことだ。この人には自分が自分がと前へ出たがる「浅ましさ…

カフカのネガティブは連帯しない/100分で名著

NHKEテレの録画にて(だいたいオンタイム視聴の方が稀かも)。 開始当初から野次馬興味で何となく観ているこの番組、司会が伊集院光に変わったので 題材も文学系にシフトしたのか、と思いきや 次はパスカルのパンセだそうで、哲学系路線を止めたわけでもない…

出会った中で最高のラ・トラヴィアータ

日曜にNHKBSにて放映されたナタリー・デセイがタイトルロールを務める エクサン・プロヴァンス音楽祭2011の録画をようやく視聴。デセイの惜しげなく全精力を注ぎ込む白熱の演技と歌声に感情も涙腺も ダイナミックに振り回されっぱなし。 ジャン=フラン…

平清盛に思うヒーローに求められる一貫性

第20回『前夜の決断』を踏まえて。 本番組の感想書くのに二の足踏む時は、たいていスルーで済ませてきたが、 今回は試しに書き留めてみることにする。 ここ数週にわたる引っ掛かりにも関連することなので。松ケン清盛が視聴動機の一番にくる(過去形にした…

愛のから騒ぎ(42と41)/梅ちゃん先生

今週のタイトルが竹夫とあかねの恋の行方にも掛かっていたとは皮肉な。 しかも週の最終日に彼らのラインが一気に浮上するとは(ああでもそういや予告であかねが結婚するとか言ってたんだっけ)。 さらに、法の厳守を貫き餓死した判事の理路整然たる主張への…

愛のから騒ぎ(37〜40)/梅ちゃん先生

週末のまとめ感想にするつもりが、いちどきに負担くるのもキツイかと思い直し。 主に週前半を振り返っての感想。(ちょうどエピ的に一旦区切りがついたのもあり)メインは 伊東をめぐる弥生VS雪子な不協和音発生から、弥生のコンプレックス解消までのエピ。 …

途中から視聴の巻(ヤバい経済学/スカイライダー)

『ヤバい経済学』なるドキュメンタリー映画を途中から。オムニバス形式だったらしいが最後の章のやつ、子ども(このケースでは高校生)の成績を金銭による報酬で釣れば 必ず急上昇するに違いないと考えた経済学者が、本当にある高校に協力をあおぎ実行してし…

怪・人・放・送/仮面ライダーフォーゼ(35)

監督:渡辺勝也、脚本:長谷川圭一 来週(後半)への期待込みで手短ながら感想。ついに出してきたか満を持してのJK話を、というのが第一印象。 とっつきは正直、JKを中学ん時も変わらぬいいヤツ路線で無理くり押し切るのかと、 醒めた見方だったんだが、終盤…

梅ちゃん先生の感想追記(その2)

『梅ちゃん先生』は相応の実績ある書き手が実験的に取り組んだヘタウマの境地、と見なせば、 いちいち整合性無視に目くじら立てる必要もなくなるのだが。 ユル系脱力系な「どこもかしこもスカスカの隙だらけ」があらかじめ想定内だと理解できず 脊髄反射で食…

第6週(次へのステップ)のつぶやきまとめと感想追記/梅ちゃん先生

できない子だからこそできる、「私には無理」とうつむくひとを励まし勇気づけること。おバカ力、駄目力は侮れない。 2012年5月7日解剖実習に臨む乙女たちの建前(ご遺体の尊厳がどーたら)と本音(怖いわキャー)。便所連呼のまさかの復活といい、上っ面の綺…

はばたけ大御所!妄想撮影所の痛い罠/アキバレンジャー(6)

第5話の香村脚本に駄目出しした以上は、逆にいい!と感じた時には率直に褒めるのが筋というもの。 今回は脚本、演出、役者(ブルー役の顔出しの子)のどれも、練られてたし凝ってたし熱演だったしで、全編通じて見応えあった。 いつもの公認さまオマージュ…

スーツ(アクター)なら誰でもいいわけじゃない

断片的なつぶやきでは言葉足らずに思えてきたので、あらためて思考の整理を兼ねてメモ。GW中に放送された特撮三昧(NHKFM)の録音を聴いていて、ゲストの鈴木美潮による「どちらかといえば顔出しよりスーツが好き」発言を、最初はご同類と単純に嬉しがってい…

「人のため」即「自分のため」/梅ちゃん先生

梅子の行動の動機は大抵の場合「人のため」だが、同時に「自分のため」にもなっている(本人はそのつもりじゃなくとも←計算して動くタイプではないので)のに今更ながら感慨深くしみじみ沁み入るのは、初めてライダー作品で涙するほど胸打たれた『オーズ』の…

誕生、後白河帝/平清盛(18)

三週間ぶりになるのか感想。欠かさず視聴はしてるんだが。いまいちモチベが上がらぬまま本日に至る。モチベ低下の要因には、なにより松ケン清盛に以前ほどぐいぐいこちらに迫ってくる輝きが感じられず、それで物足りない、というのが大いに影響している。 あ…

つぶやきまとめ&感想追記/梅ちゃん先生『もつべきものは、友』

※前半はつぶやきのまとめ、後半は新たに感想を追記。 ショバ代要求って「登場しない」と批判されたヤクザのテンプレなお仕事じゃないのかなと。 2012年4月30日 砂糖の代用品サッカリンの甘さに感激する梅子たち、はいいんだけどただ以前にお店でお汁粉?かな…

王道のようで王道じゃないのも戦略のうち?/梅ちゃん先生

今朝の朝ドラ放映前に閃いた直感が、偶々本日続けて放映されたカーネーション総集編を視聴して、 いよいよ確かなように思えてきた。つまり本作は「最初から前作とは真逆の方向性を狙って作られている」、ということだ。常にガチンコでぶつかり合う激しい人間…