痛快なり「冒険スピリット」


東映Chの配信ラインナップのひとつ、今週はボウケンジャー19&20話でメインの會川脚本担当だから
熱い盛り上がりはもちろん(高丘映二がシルバーとして本格加入する見逃せないエピ)、
高橋光臣くん(そういや梅ちゃん先生の松岡先生が来週は帰ってくるそうでちょっと嬉しい)演じる明石チーフの
格好良さにもひときわ磨きがかかっているんだったが、

先日Eテレ番組欄で「冒険スピリット」とあるタイトルに目が止まったのも、例のキャッチコピーと全くの
無縁ではないと思う。ようやく録画分を視聴。

番組内容は冒険家の三浦雄一郎(なんと御歳79の今も次のエベレスト登頂を企画中)へのインタビュー。
世界でただ一人所有する「低酸素トレーニング室」で日々身体を慣らすなど地道な鍛錬、訓練の積み重ねが
想定外の事態(事故等)に正しく対処できる直感を磨くのだという。

70年代エベレストからの大滑降に挑んだ時は、スキー板が外れてあわやクレバスに転落しかけ、
80年代の南極の時も開始直後に発生した雪崩にまきこまれ、
その度に瞬時に決断した行動が、結果的に最善の方策だったという。
身体にしっかりと刻み込まれた経験値の頼もしき手応え。極限までの訓練につぐ訓練の賜物だ。

エベレスト山頂付近は酸素量は平地の3分の1となり、身体機能は年齢プラス70歳レベルにまで低下するとか。
現在の79歳に70プラスで149歳!
どれほどの負担か実感が湧きにくいが、しかしいくら若くともプラス70となれば、一人の例外もなく
ご老体レベルになるわけで、以前何の番組だったか、砂袋を背中や腹部にいくつも貼り付けて、
高齢者の体力的負担を体感する試みをやっていたのを見たことあるが、あんな感じなのかも。

大滑降してる最中には「えー!人間ってこんなことができるのか、と半分感動しながら滑っていた」、
滑り終わった瞬間には「ああ!やっと人間にもう一回戻れた、という感じだった」、

あっけらかんと愉快そうに話す。


「命がけで楽しくやろう」がモットーだそう。

何という冒険野郎。破天荒で痛快で。明石チーフの理想の将来像ですな。


無性にEDテーマ『冒険者ON THE ROAD』が聴きたくなるなあ。(あれは鉄板のスルメ曲と思う)





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