心強い神戸の応援団、満を持して登場す♪/カーネーション(62)






さらっと急ぎ足で今日の感想。

善作のことが未だにまったく理解できてない千代とツーカーの糸子の対比に笑った。
元は他人の妻と血の繋がった娘との違いか。

夜中に火事のフラッシュバックでうなされるハル祖母ちゃん。リアリティありすぎて辛い。
このままじわじわ弱っていきそうで。

限界まで疲れてしまってる糸子。そこへ国防のオバハンらが。うわまた出たぞw

何も売らずに客を帰せって。さすがの言いたい放題。たまらず吹き出してしまった。
それと。ナルホドねえ。
国防婦人会などと大げさにぶちあげても、所詮はそこらの近所のオバハン感覚の延長なのが
「因果応報」との言い方(←憎々しげな嫌味な言い様が本日一番のツボ、もはやコントの領域!)に如実に出てるわけか。
朝ドラで主婦を標的にしては自殺行為なのが分かってるしたたかな脚本ならではの、せめて糸子に(「あくまで」ユーモアに包んだ見た目お茶目な方法で)一矢報いさせ、
それから”鬼の首”オバハンの説教にも一理あると反省の弁を呟かせる、視聴者の心理を先読みした抜け目のなさに、確かな手腕のほどが知れる。

時間の感覚すら掴めなくなるほど疲れ果て、布団で寝ているところを不意に目覚め、幻聴を聞いてしまう糸子が不憫でならん。
輪郭を二重三重にブレさせる特撮風味な演出。おそらく担当は先週と同じ人では(後でチェックしてみよ)。

一人で奮闘する痛々しさが心配になってきたところに、ジャストタイミングで神戸の祖父母登場(頃合いの絶妙さがまた)。
貞子の気概がバリバリ詰まった、手持ちの大島紬の中から最高のもので作ったという、シックなモンペ(またそれを、深い苔色した天鵞絨のショールと合わせる品の良さ)を、嬉しそうに見せるのが愛らしい。
みすぼらしい、貧乏臭いモノ全部が大嫌い!って分かるその気持ち、物質に限らず、モノの考え方だのけち臭い根性(妬み嫉みの類に、浅はかな善人気取りに、ハナクソ程度の見栄や対抗意識に等々)だの、絶対お近づきになりたくない。うん、貞子の心意気、いいな!