スタジオパークに青木崇高


同じ番組(『はつ恋』)関連のゲストが連続するとはめずらしや(それだけ番組プッシュしてる証拠か)。

冒頭で紹介された昨日のゲスト中園ミホからのコメント、
「なぜ背中だけであんなスゴイ演技ができるんですか」を聞いて即座に連想したのが、
昨夜放映の第6回劇中でのあのシーン、
三島が初恋の相手だと薄々気づいていたことを打ち明け、でも彼は緑の命の恩人なんだから
リハビリを助けるのは当然だし、その役に緑は適任だと思う、と無理やり自分を理性で納得させ、
嘘をついてきた後ろめたさに沈む妻の、心の負担を軽くしようとする優しい潤ちゃんの、
ソファに座ってやや猫背気味に丸まった、あの背中だった私は、
番組を視聴しているはず(自社番組だしそこはね)の、司会進行役の局アナ二人共に
揃って無反応だったのが、もどかしいことこの上なくw

健太役の子役の子から届いた手書き文字のファックス(かな)を読み上げた時も、青木くんが
パチパチ拍手して力強く言い放った「いい作文だ!」のボケが伝わってなかったようで。
念のため小声で二度言ってみた(じーん)青木くんの、密かなチャレンジを見逃さなかったぜ。
大丈夫。安心して。せめて画面のこちらではちゃんと拾っといたから。
さすが大阪人のサービス精神よと大喜びした奴が、約一名ここに確実にいたから。
サンキュー!ナイスボケ。

潤ちゃんが鈍い、とかいう感想がご本人の耳に届いたそうだが、そうかな、彼は鈍くはないだろう、
ただはっきり言葉や態度に出さないだけで、いろいろ胸の内に噛み締めたり、ぐっと堪えたり、
つとめて明るく切り返したり、あえてトボケけてみたり、騙されたふりしたり、をやってると思うけどなァ。
何より潤ちゃんは緑と三島の関係を否定したい、信じたくない、が本音に潜む前提だから、直視しなくて済むなら
極力そこは回避したい気持ちの現われが、表面上は「鈍さ」として見えているだけなんじゃないかと。

まあ青木くんの演技がそういう深読みを可能にする部分はあるんだが確実に。
明朗快活な見かけの裏には誰より繊細な傷つきやすいハートが「痛い苦しい」と叫んでいるのがわかる
青木くんの演技から。潤ちゃんはそういう人だというのが伝わってくる。何も説明されなくとも。
伝わるものは伝わるんだから仕方がない。

実は緑と三島の撮影シーンはあまり見ないようにしていたんだそうだ。
展開を視聴者同様に俯瞰で見てしまうと「潤役」の立場に強く立てない気がするから、という理由かららしい。

それでオンエアを見て初めて、緑はそんなことしてたの!と驚いたり、三島先生と会っている時の緑の顔が
家族には決して見せない、モロ女の顔になっているのにもひどく傷ついた、としょんぼり言う青木くんは、
番組中に流された本編映像で、三島との関係を隠して家族に笑顔で接する緑を見ても、ああこの時彼女は
三島とすでに、とか気持ちが役に入り込んでしまい、本当に傷ついた表情を浮かべるので、
司会の二人も(何度も書くのにお名前覚えてなくて申し訳ない)驚いた様子だった。

NHKのマスコットキャラ(だよね確か)どーもくんがお気に入りで、自宅に特大ぬいぐるみを所有している
@枕にもなります、とのこと。
番組からピンクのミニどーもくんぬいぐるみを贈られ、素で感激を露わにする青木くん、すかさずピンクに反応し、
「どーもくんには性別ってあるんですかね」と司会の二人に尋ねていたのが妙にツボった。
尋ねたくなる気持ちはわかるw

今後演じてみたい役柄はとの視聴者からの質問に、人以外も演じてみたい、カメラとか椅子とか、と
スタジオの無機物を見回してにこやかに答える青木くん。どうもこれはボケではなく本気らしい。
カメラっつーのはさすがにアレだが、てか演出力に丸投げし過ぎではw、でもまあ言いたいことはなんとなく。
限界を設けず何にでも挑戦したい意気込み、と受け取りました(違うかね)。

そして本編の『はつ恋』、来週の展開は青木くんの仕入れたスタッフ情報によると「凄まじい回」だそうで。
「えらいことになりますよ、むちゃくちゃですよ」とやけに力んで煽る言葉に笑った。
ここは一応、スタッフから聞いたのか自分で観たのか(本編を)ええいどっちやねん!と突っ込んでみたい。
似非関西弁スマンw






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