八重の桜つぶやきまとめ(第5回〜10回)


2/3

攘夷の熱に浮かれ人の命を粗末に扱って構わないと勘違いした荒ぶるエゴと、世情に関係なく常に人の命を第一に優先する揺るがぬ
信念とが厳しく対比される。大義に踊らされかけがえのない個の尊厳を踏みにじる振る舞いを、ここまで明確に批判した大河は
初めてではないか。新鮮な感動あり。 #八重の桜
posted at 18:52:50


2/10

敏姫@中西美帆から照姫@稲森いずみへ。勘兵衛@中村獅童から覚馬@西島秀俊へ。
殿を思い、藩を思う、まことの心が受け継がれる。その一点の曇りなき清らかさに打たれ、ラストでまた涙。#八重の桜
posted at 19:06:48

「頼母!!・・・云うな」。家訓と藩の命運に引き裂かれ、深い苦悩にゆがむ容保@綾野剛の頬を、一筋の涙が伝い落ちる。
会津藩の面々と共に嗚咽こらえた名シーン。#八重の桜
posted at 20:45:04


2/17

尊皇攘夷の真の目的は倒幕にありと喝破した容保(綾野剛)の憤怒と絶望。
そもそもの初めから平和解決の道はなかった、いくら誠を尽くそうと報われない定めだった。
澄んだ目をした若き藩主には憂国愛国の表看板の裏でうごめく人の野心がどう映ったか。 #八重の桜
posted at 20:44:51

会津パートの慎ましく堅実な日常と京都パートの陰謀と流血の絶え間ない騒乱が対照的に描かれる意味を真摯に受け止めたい。
守ることの至難。壊すことの容易。猛々しい熱狂が奪い滅ぼしたものの正体。 #八重の桜
posted at 20:47:19

「百の策略より一の誠が人の心を動かすこともある」。
会津精神に則った生真面目な語り口の覚馬(西島秀俊)兄ちゃんが好きすぎて困る。自身の発する色気にまるで無自覚であろう
無骨な仏頂面の愛おしさ。 #八重の桜
posted at 20:49:35


2/24

八重と時尾の「仕方ないことっていっぱいある」としんみり頷き合うシーンが、同じく山本むつみ脚本の『ゲゲゲの女房』における
結婚と仕事の二者択一を迫る世間に疲れたヒロインと友人がコーヒー飲み「苦いね」と呟くシーンに重なって見えた。
扱うモティーフが一貫して変わらぬ姿勢に好感 #八重の桜
posted at 20:55:39

そも山本むつみ脚本にはゲゲゲの頃から社会情勢や制度に絡み取られた男と女の対比描写が巧い印象あり。
藩の一大事に際し男女の別なく「自分は何をすればいいか何が出来るのか」を各立場で自問自答する。もはや上下も優劣もなく。
考えに考え悩み抜いた末の自覚と覚悟の有り様にぐっとくる。#八重の桜
posted at 20:57:00  

勝海舟のべらんめえ調はやはりいいなあ。100年後はちったあマシな世に(涙目)。象山先生も死んだ虎次郎さんも遠い先の
ニッポンのことまで思い描いていたぜ(さらに涙目)。考えて考えて考え抜いてみろ!に共感しきり。#八重の桜
posted at 20:59:45

世を賑わす騒乱がいやに軽々しい衝動と見えるほど会津の重厚さに惹かれる。熟考の末の行動、頑固ともいえる強い信念、
篤い忠義心、歯を食いしばり理と情に引き裂かれる痛みに耐え、互いに会津のあり方を真摯に追求した末の衝突であり
曲げられぬ信念。会津の揺るがぬ一体感に胸が熱くなる。#八重の桜
posted at 21:01:44

桜の木を枯らさないようにせめて禍の元を取り除きたかった、と自嘲気味に語る頼母と共に桜木の手入れをする八重。
どちらも愛する故郷と我らが殿様に尽くしたい思いを持て余しながら。一人一人が健気に郷土愛を貫こうとする姿に打たれる。
会津の麗しき固い絆に感動。#八重の桜
posted at 21:04:09


3/4

銃器を無造作に触る子供らに「物事には順序というものがある」ときっちり諭した後で、分け隔てなく快く彼らに銃の使い方
指南する八重の涼やかな心根に惚れる。素直で迷いなき眸の湛える明るく強い光。覚馬といい会津精神を体現したような兄妹。
#八重の桜
posted at 12:07:26

今回の一木正恵演出に1つ苦言。長州が堺町御門に押し寄せた状況説明のナレから一続きに勢いで門を突破し中まで突っ走る
カメラワーク。これでは長州が門奥まで押し入ったような錯覚を与えかねない。双方睨み合いとなる経過説明ショットを挟んだ上で
仕切り直せばもっと良かった。#八重の桜
posted at 12:09:47

国や君主や家族を思う心は皆同じ、諍いは一時、我らは一つ、と説く照姫の(会津の女は)優しく勇ましくありましょうぞ!に、
当時の基準に収まらない変わり種の八重がどれほど感激し心励まされたか想像に難くない。#八重の桜
posted at 12:10:58

自らに借り物の基準を課し徹底して卑下することで、嫉妬怨恨の感情に蝕まれることなく思うに任せぬ現実に踏ん切りつけたい
八重を穏やかに励ます尚之助。あなたの代わりはいない。あなたにしかできない。ありがたいと照れ笑いで涙をこぼし嬉しさを
噛み締めるその胸中察するに余りあり。#八重の桜
posted at 12:15:11


3/10

進取と合理の象徴たる新式銃の導入をすげなく藩に却下され荒ぶる尚之助の心の澱を颯爽と吹き飛ばす八重の挫けぬ逞しさ。
諦めてはなりませぬ。認めていただけるまで。何度でも何度でも。
負けない心は逆境にいや増して輝く。攘夷だ開国だと揺れる巷の狂乱離れここに類まれなる光あり。#八重の桜
posted at 20:53:26


3/11

表舞台で活躍する華やかさとは無縁の、目立たぬ場所で頑張っている人大変な思いをしている人の隠れた偉大さに #八重の桜 は
気づかせてくれる。
津波や震災など具体的ワードや場面を挿入、または匂わせる直接手法とはアプローチの違う、こういう人の気持ちの根幹に触れる
励まし方もあるだろうと思う。
posted at 09:44:52