あまちゃん(第3週)つぶやきまとめと追記


4/15

本編とは関係ない余談。性善説には性悪説をも内包する大きさを感じる、というのも疑って疑ってでも最終的に他者を
「信じ」ないことには人は社会では生きていけない、つまり信じるに足ると想定する「善」を見てるんだよね誰もが誰かに。
それもまた性善説ではないかなと(横道失礼!)。#あまちゃん
posted at 16:42:02

地元をストレートに否定はしないが「あんまり見ないようにしてる」「どうせ卒業するまでだから」とちらちら本音が覗くユイは、
やはり老若男女の隔てなく万人に笑顔ふりまくアイドルの資質を元々持ち合わせた優等生なんだなあ。
言動一つにも性格が出てるね。#あまちゃん
posted at 19:12:41

4/16

一日の、そして一週間の海女倶楽部及び天野家のタイムスケジュールが具体的かつ詳細に示されることで、
この地の潮の香りまとった生活感のリアリティが一層強化される。#あまちゃん
posted at 08:16:20

妻と娘のために生きる、命すら捧げる勢いのマイホームパパ正宗(涙)。だから「趣味ない人で唯一は料理かな」じゃなくて、
正宗の「趣味」は君たち妻子(への奉仕)なんだってばよ春子よw #あまちゃん
posted at 08:18:03

なんせ春子は24年も母への鬱屈溜め込んでるからなあ。ちょっとやそっとじゃすっきり解消しないわな。しかも何を言おうと
柳に風、糠に釘、な揺るぎなき相手ではいくらぶつかってみても徒労感ばかりが募るという。#あまちゃん
posted at 08:18:41

自然の美しさと恐ろしさは切り離せない一対だから、そこちゃんと踏まえて両方描く作り手のことは信頼できる。
やはり震災の影がよぎる作りは意図的なんだな。#あまちゃん
posted at 08:19:34

4/17

勉さん&安部ちゃんの琥珀!まめぶ!のお約束ダブルアピールの安定ボケが、皆のぽんぽん飛び交う軽口の応酬に
いいリズム作ってるなあ。#あまちゃん
posted at 08:18:17

「笑い」の間の取り方、沈黙のタメから落とすまでのタイミングや畳み掛けるスピードを緩急自在に使い分けることで、
15分間に見事なグループ感が生まれているのが凄い。#あまちゃん
posted at 08:22:51

三陸の魅力アピール作戦は住民にとって死活問題だということを笑いに包んで過剰に深刻にならぬよう配慮されてるんだなあ。
その塩梅が見事だと思った。#あまちゃん
posted at 08:28:36

ミスコンにテーブル叩いて反対表明する弥生に夏が言った若い男云々の台詞が聞き取れず。脳内補完で若い男→ミスコンならぬ
ミスターコン?を弥生が想像しウケてるのかと思っていたら。フツーにミスコン出場した自分が若い男に見られることへの
あれは恥じらいだったんですね。自己解決w #あまちゃん
posted at 10:34:54

共通するのは本編が2008年夏から始まることか。#あまちゃん #てっぱん
posted at 17:45:13

聞き取りにくい(か馴染みの薄い)台詞が登場すると画面上にその文字を表示する手法は #あまちゃん のみならず井上剛演出の
特色らしい。他には俯瞰アングルも好んで多用される印象。#てっぱん
posted at 17:51:35

#あまちゃん のアキの鈍臭さと #てっぱん のあかりのはしっこさは、真逆ながらどちらも思春期の少女に備わる独特の魅力を
無自覚に(←ここ大事)振りまいているのがいい。
posted at 17:56:06

井上剛演出には大林宣彦岩井俊二といった少女を瑞々しく撮るセンスの系譜を感じる。万人向けアイドルに加工される前の素朴な
原石の良さを的確に掴んで表現できるのは一つの才能であり強みだろうと思う。#てっぱん #あまちゃん
posted at 18:01:59

4/18

天野家の母娘(夏と春子)も足立家の父息子も気まずさの中に互いへのコミュニケーションの渇望が凄く見えるので、ギスギスした
空気でもなんだか微笑ましくすらある。
平泉成父なんて息子に向き合って欲しくてわざと波風立ててるのにあっさりスルーされたことに傷ついてしばし固まってたし。
#あまちゃん
posted at 08:35:30

ファンのプレゼントに「ありがとー」から次の「バイバイ」まで速攻かつ素っ気ないユイの応対から、こんなことは彼女にとって
日常茶飯であり慣れっこなんだなとおおよそ察しがつく。#あまちゃん
posted at 12:52:16

春子の夏に素直になれない構ってちゃん発動も大概だが、平泉成父の不器用さも相当なもの。息子に対する態度が駄目駄目すぎる
のに、本人は他の方法が思いつけず途方に暮れている。お父さんの悲しき孤独。#あまちゃん
posted at 13:03:50

あり得ないよね!と春子が同意を求めたのは「腐りかけが一番いい」なんてセクハラおやじ脳の発想に対する
「ちょっとクレイジーじゃね?」な抗議の意味合いだと思うんだが、ヒロシは額面通り年齢制限の事と受け取り
「アキちゃんなら云々」と応じてしまうので春子の視線は宙を彷徨うことに。#あまちゃん
posted at 20:07:08

4/19

アイドルになりたいユイの「あくまで東京で」にこだわる固い決意は今時の「地元で無理なく」路線から一昔前の発想に戻ってて
ある意味新鮮かも。プラス中高年層狙いの設定でもあるのか。#あまちゃん
posted at 08:15:47
※まあ設定が2008年=一昔前なので「新鮮味」は前提条件ではあるけれど。

ユイのアイドル願望を聞き最初は呆れるもその一途で真剣な気持ちに打たれて「かっけー」と称賛するアキの素直さも、
なんだかんだこき下ろしながらも兄ヒロシの就職のため陰ながら協力するユイの優しさも、
どちらも清々しくて眺めていて和む少女の図。#あまちゃん
posted at 08:17:12

4/20

ユイへの誇らしさと憧れでぱっと頬紅潮させるようなアキの無邪気と純粋を、孫に海の怖さをこんこんと諭す夏も
娘にサバサバした態度で接する春子も慈しむように愛しているんだなあ。なんでこう胸に沁みるんだろうあのキラキラした満面の
笑顔。一途さがたまらなく可愛くて切なくなる。#あまちゃん
posted at 08:16:13



◇追記として

◇春子が電車の中から無意識にアキを引っ張り戻したのは、娘に24年前の自分を重ねたのともう一つ、アキに自分の回り道した
苦労とか後悔の念(親とのこじれた関係が後々まで人生にネガティブな影響を及ぼす)を追体験させたくなかったのもあったと思う。
アキに手に入らなかった理想を見つつ、でも当時の自分はそういう生き方は絶対出来なかったと冷静に判断してもいる春子は
過剰に卑屈にもならず、かといって狭量な自己満にも陥らない絶妙なバランスを保てる人物とわかる。

◇夏に「なんか言うことあるんじゃないか、言うなら今だぞ」と促され、しばしの躊躇の後、素っ気なく形ばかりに頭を下げて言う
「ただいま」のどことなく仁義切るに似た仕草は、まんま元ヤンの本領発揮な自然な動作だった。

◇(春子が)こっちで暮らすと決めたのは娘のためじゃなく自分のためだってよ、と嬉しさを隠せずに明るく弾む夏の報告に
大吉はおぼつかなく口をモゴモゴさせつつ思いを巡らせた後で空を見上げて「春ちゃん・・!」と分かってるよと言わんばかりに
ニンマリ微笑んだのが、俺のために残ったんだろ(えへへ)と勝手にいい気になってるのがバレバレで
観ているこちらもニンマリするなど。

◇ヒロシの勘違い(こちらは要らぬ解釈吹き込んだ弥生たちのせいだがw)、大吉の勘違い、
男は勘違いしてナンボなのかも(といってみる)。

◇潮の流れがそろそろ変わるから、を理由に新人海女のアキだけ潜水は午後4時までとの時間制限が夏から言い渡され、
未だにウニ一つ穫れないアキは焦りから暗くなりがち。
それを察して自分が獲ったウニを「持って帰るか?」と気遣って声かける美寿々の優しさ。

◇そうか、過疎の町は少子高齢化社会の濃縮形態だから、「若いもんの意見は?」と声が上がった時に春子がハイハイと当然の顔で
しゃしゃり出るのも、場の年齢層から相対化するとあながち勘違いとも言えないムードが暗黙の了解的に漂っているのだな。となると
自分より年配者が多くいて、自分の娘を皆がそれとなく気にかけてくれる(単独で子育ての難しさに直面せずに済む環境である)
地元が東京より居心地がいいと春子が感じたとしても不思議ではないかもしれない。ああそういうこともあるのか、と納得。

◇ユイがアキの差し出した団扇にサインをし、「頑張っペ」とアキの差し出した手を「ありがとう」と両手で包み込んだ17話に、
ファンとアイドルと、どちらも互いから元気を貰っているんだな、相互に元気パワーが交流しあってるんだなと気づいた次第。
なんていい関係なんでしょう(多分に願望込めて)。