八重の桜つぶやきまとめ(3/18-7/20)


3/18

現段階では八重の代わりに兄の覚馬が、維新の表舞台を描く際の「もう一人の主役」として配置されているのをあらためて実感。
今のところ兄妹二人で主役の任を分担している感じか。#八重の桜
posted at 11:32:55

攘夷派の血気に逸ったテロにもうんざりだが彼らを挑発する象山先生にも苛々する。国の命運握る立場なら命惜しまずして
何とする。格好つけている場合ではない。派手な装いも白馬も不要。本気で捨石になる気なら。
無私に徹し切れないインテリゲンチャの限界見る思い。#八重の桜
posted at 11:36:30

何かを変えるは容易い事ではない。一変には上手くいかない。それでもそれが正しい事なら何度でも何度でも願い出て
少しずつでも変えていく。ずっとそうやってきた。松重豊父によるいぶし銀な語りはテロとの鮮やかな対比をなす。
ちなみにこの父の信念は先週の八重にしっかり反映されていた。#八重の桜
posted at 11:40:53

3/25

八重の桜、は視聴が途中抜けたまま。兄の身を案じて流す八重の涙を、尚之助の手が拭おうと彼女の頬にもう少しで
触れんばかりに近づき、ややあって離れる辺りの胸キュン(最後のここは見た)と、蛤御門での大砲と銃声轟く戦闘場面の
コントラストが通してみないと実感できず(土曜までには何とか)。
posted at 14:27:04

3/30

権八が八重に「尚之助と夫婦になれ」と命じる時のショット間の繋ぎが不自然なのが気になった。
父の台詞はワンフレーズ終いまで途切れず続くのに、隣に座る八重に顔を向けていた義姉うらが、次のショットで一瞬にして
正面の権八を見つめている。#八重の桜
posted at 18:04:52

も一つ。やたらカット数多くて目まぐるしいのが難(京都パート特に)。チャカチャカして見づらい印象。
映像の持つ伝達力に更に上乗せした説明過多なカット割りのせいで集中が削がれがちに。
一木正恵演出よしっかり!と再びの声掛け。#八重の桜
posted at 18:07:12

吉川西郷が予想以上に嵌っていて、颯爽たる登場に惹きつけられるなど。#八重の桜
posted at 18:09:25 

大砲撃ち込むなど如何にも、と覚馬の仕業すなわち無事を確信する身内の声に励まされた権八が、
相好崩し皆に一々頷いてみせながら「うん、うん、まちげえねえ」目を赤くし感極まるのにジンとくる。#八重の桜
posted at 18:12:27

大垣屋から京の庶民に戦がもたらした悲惨と荒廃の過酷な現実教えられ、きゅっと強く唇噛みしめて無言の慟哭に打ち震える
覚馬の青さが愛しくてならず。
#八重の桜
posted at 18:15:23

3/31

八重の桜は頭から尻尾までたっぷり餡が詰まったたい焼きみたくどこから齧っても全部美味しい!
美味しくて心ゆくまで浸っていれば言葉にする前に満足しがちだったり。劇伴もいいなあ。サントラ欲しいなあ。#八重の桜
posted at 20:50:33

長谷川尚之助から綾瀬八重への清々しいまでに飾り気一切なし直球プロポーズ、生瀬勝と吉川西郷の国の未来懸けたやり取り、
西島覚馬の失明への辛いカウントダウン、等々どこを切っても金太郎な見どころ揃い。そして。工藤三郎の家族思いは筋金入り。
なんていい弟なんだ(じーん)。#八重の桜
posted at 20:54:08

4/7

覚馬からの心尽くしの門出を祝う品を手に取り微笑み合う八重と尚之助の仲睦まじさを至福の思いで眺めるひととき。#八重の桜
posted at 20:53:57

ついに失明宣告受ける西島覚馬がいたわしく、そこに密かにお気に入りだった国広横山主税の退場も加勢して、
お通夜みたいな侘しさに襲われる。#八重の桜
posted at 20:55:05

初登場大久保一蔵の昔風美青年な風貌に往年の昭和スターを思わせる濃さと吸引力を備えたインパクトを感じるなど。
八重の桜はいい男を各種取り揃えたカタログのようだと。
等々あれこれ目移りしつつも本命は覚馬だったりする今のところ(って何の牽制球だ)。#八重の桜
posted at 20:58:14

4/28

視力の衰えから指を銃口に突っ込み溝の数を確かめる覚馬の焦りを制し、会津に捧げるは目だけに非ず、五体の全てだと励ます
修理。その誠に打たれ異国の商人に人種差別的偏見と不信を露わにした自らを恥じ、進んで「もう一度話を聞いてくれ」と
頭を下げる覚馬の潔い率直が好きだ、大好きだ。#八重の桜
posted at 20:59:56

「いま都を放り出すは先帝への不忠ではないのか」。
孝明帝ラブな容保に完膚なきまでに止めを刺す必殺の責め文句を放つ慶喜もまた、幕府存続ゲームに熱中する頑固者だ。
幕府に未来なしとの勝の先見の明は、しがらみ大事の野心に弾かれ、無駄かつ無意味に沢山の血が流された。#八重の桜
posted at 21:01:28

慶喜は己のゲームに勝ちたいだけだが、容保の会津は建て前に命がけの武士の誠を貫こうとする(武士を武士たらしめる)
やせ我慢だ。「武士は食わねど高楊枝」の精神はまさしく会津そのもの。
理念に生きる彼らは正真正銘の武士であり武士の魂の最後の体現者だったのかもしれない。#八重の桜
posted at 21:05:17

尚之助ですら八重の女性性に惑わされ見くびってしまうか。後々この人の実力に思う存分驚かれんことを。
早いとこ井の中の蛙な面倒くさいパワーゲーム終わって八重の時代よ来い!である。#八重の桜
posted at 21:06:21

5/5

八重の桜。本日放映のサブタイにはロッシーニの『ランスへの旅』や小林監督の『春との旅』などへの連想が織り込み済みなのか
>尚之助との旅。
posted at 20:41:01

八重の桜。ろくに視聴出来なかったので後日あらためるとして、とりあえず西島覚馬の視力の行く末が(既に知っていても)
気になって仕方ない。それと最近やたら劇伴が煩く感じるんだが音量バランスの問題なのかな。
posted at 20:44:58

5/12

日本国に住まう同胞を敵扱いする「余裕」は外敵の脅威への備えが二の次である証であり、漁夫の利で誰が得するかは
考えるまでもない。勝海舟の説教に貸す耳あれば富国強兵の最短距離を辿れたものを。人財に替わる宝なし。
明治以降の日本人全体に及ぶレベル低下はここが起因か。#八重の桜
posted at 20:45:19

阻むものは刺し殺してでも進む、それが西郷の気迫だと。こんな野蛮なテロ思想を称賛してるうちは日本人全体の質は
向上しやしない。ちまちました共食いに明け暮れる虫レベルのマッチョ脳味噌(藩も性別も問わず)が日本を私物化する構図は
ヤクザのショボい抗争レベルと知るべし。#八重の桜
posted at 20:46:12

直前に怖気づいた慶喜がいかに屁理屈こねようと欠席裁判こそ全力で回避すべき事態なのは誰の目にも明らか。
現状改善の努力を避けて有り得べき起死回生を念じるなど今さら若気の至りで済まされない失態。
お坊ちゃん育ちの見通しの甘さを結局は露呈したカタチ。#八重の桜
posted at 20:47:01

5/19

鳥羽伏見で優勢を確保しないと尻に火がつくのは己なのに、肝心な時にハリボテ権威へのおすがり信仰に逃げる慶喜の無残。
土壇場で厳しい現実から目を背けるご都合妄想、のみならず、己ひとつの命を大勢の人間の血で贖おうとした罪の重きよ。
#八重の桜
posted at 20:42:35

たとえ薩長を制し外交権押さえても肝心の実力勝負に敗れたらあっさり形勢逆転されるは必定、あれは何の時間稼ぎだったのか、
まさか益体もない気休めか、雌雄を決する場で無力を晒せば諸藩も幕府を見切り薩長につくは道理。
慶喜の頭でこねまわした屁理屈と会津の命張った行動の皮肉な対比。#八重の桜
posted at 20:45:31

5/26

終始涙止まらず。命がけで責任を果たす武士たる者の有り様を「二枚舌は利口の証」と疑わない慶喜との対照で見せた今回。
主君の思いを知り修理の顔に静かな微笑が広がるのに堪らず嗚咽。
生命捧げた御方の傍を離れて生きても仕方なし、明鏡の如く一片の迷いなく澄み渡る心が、そこにあった。#八重の桜
posted at 19:13:31

5/27

1)朝目覚めてもまた昨夜の余韻甦って涙流れる始末。調節機能でも壊れたか。
おそらく三郎や修理の死を悼むのみに留まらない、心の深部を揺さぶられる「体験」だったからだろう。
死を美化したいのではない。山本むつみ脚本にもそのつもりは微塵もなかろうと思う。→
posted at 11:02:15

2)時代は幕末で彼らは武士の身分で、であるなら「責任」の二文字は常に「死」を意識して口にされる、
ごく当たり前の覚悟として。 であればこそ山本脚本はその向こうにある「命の使い方」に注目する。
いつか尽きる命なら最高の使い方をして「生」を全うする、命を十全に使い切る、→
posted at 11:04:30

3)そしてその通りに彼らは生きた、生き切った、だから修理は切腹直前に満ち足りた微笑を浮かべるのだし、
三郎は単独突撃の決行直前まで、姉がお守りとして服の袖部分に縫いつけた南天の刺繍をぎゅっと何度も握り締めるのだ。
あれは「生」への能動的態度に他ならない。
posted at 11:06:39 

4)むろん現代においてああいった武士的な生き方をそのまま肯定するわけにはいかないが、しかし見るべきは彼らの心であり
心意気だろう。どう生きるか、どうこの命を使うか悔いなく使い切るか。「生命に真剣に向き合うこと」はすなわち
「生命を大事にすること」でもあるのだ。
posted at 11:10:54

5)昨日は気迫こもった一木正恵演出がまた素晴らしくて感激しきり。
開巻すぐの夫の安否を気遣う雪の背後を吹き抜ける風の不穏な音。
暗転に続き、細く開けたふすまから漏れる光が座した修理のシルエットをぼんやり浮かび上がらせるのや、
修理や覚馬の万感の思い込めたショットからの →
posted at 11:12:54

6)会津で待つ家族の顔アップに繋げる流れも良かった。八重、うら、佐久の場面での照明などひときわ美しかった印象。
posted at 11:13:55

6/2

今回は勝先生と盲た覚馬それぞれの生命張った真剣一途の嘆願にぐっときた。
そして弟三郎の死に取り乱す八重の胸の潰れるほどの苦しみにも。
posted at 18:51:50

6/16

決まって覚馬に泣かされる。先週も今週も。
弱気に襲われ濡れそぼった後悔と愚痴に溺れかけた覚馬に閃いた虎之助の一喝「身一つで立ち上がれ!」。
10年後100年後の広い視野にひとたび立てば、もう怖れるものは何もない。「まだある、俺に出来ること」#八重の桜
posted at 21:30:59 

生命の隅々まで躍動し燃焼し余さず使い切る勢いで為すべきことに全力で立ち向かう覚馬。
また新政府の悪口か!と何度破り捨てられても拳で胸を叩き「ここにあるものは誰にも奪えん」、諦めず怯まず
ついに書き上げた管見。 何のため。誰のため。松平春嶽といいぶれない問いかけの原点。#八重の桜
posted at 21:35:48

6/17

会津はどこで間違った」覚馬の煩悶は、都からの撤退時期を見誤ったと嘆いた頼母の現実主義と同じもの。
がそれはご家訓厳守の主君批判であり、最大の禁句を口走った彼が御役目解任されるのも当然の流れ。
身分制の世を生きた彼ら「武士」と現実主義の相容れなさが招いた避けがたい悲劇。#八重の桜
posted at 06:03:43

6/23

攻められたら守るため戦うは必定。事ここに至って彼らはおのが命を最大限「活かす」ため戦うのだ。
戦うべき時に戦わずして何が武士(もののふ)ぞ何が人ぞ。
闇雲に命惜しむは生きながら死ぬに等しい。命の使い道に真摯に向き合う人の曇りなき誠実に打たれる。#八重の桜
posted at 20:42:00

6/30

重々しい甲冑まとい荒ぶる男たちを前に、一歩も引かず理と情の両輪もって説き伏せる八重の、びんびんと空気を震わせる声の
迫力。圧倒されしんと静まり返る男たち。彼らはそこに混じり気なき会津の純粋なる魂を見たのだ。#八重の桜
posted at 20:10:40

皆それぞれの場所で、境遇で、持ち場で戦っている。生きるは戦いの異名。真剣真面目であればあるほど。
勇気を奮い起こし精一杯の命を燃やす。悔いなき「生」のため。#八重の桜
posted at 20:23:52

自刃や切腹の行為そのものの是非を現代の目線で問うのではなく、これだけは譲れぬという信念を貫いた、人として恥じない生を
全うした、その彼らの心を精神を、大切に敬いたいし謙虚に学びたい。#八重の桜
posted at 20:38:08

お城は守る、私は諦めない。
呟いた八重の決意の微笑み、それはかつて切腹の際に修理が見せたあのおだやかに満ち足りた微笑みと同じもの。#八重の桜
posted at 20:42:48

7/7

「お前らに会津は渡さねえ!」満身創痍な黒河内伝五郎の叫びに涙する。郷土愛を誰が否定出来よう、嘲笑できよう。
愛してるのだよ「おらが故郷」を。
理不尽に蹂躙されては戦わないわけにはいかないじゃないか、そのくらい分かってやれ、分かってやれない淋しき野暮をこそ憎め。
#八重の桜
posted at 20:43:09

通り一遍の戦争反対論で会津を貶める冒涜は許さないとの獰猛な気持ち抑え切れず。
真剣な命のやり取り経験したこともない日和見のぬるい立場でどうして彼らを非難できよう。
小利口な上から目線の傲慢ふかして悦に入る現代人たる自覚のあるなしが人としてどうかの分かれ道な気がする。#八重の桜
posted at 20:48:10

会津の行く末を視野に入れ理性に基づく正論を説くも、猛り立つ周囲から頑として受け入れられない頼母の孤立が辛い。
なまじ現実踏まえた冷静な判断が出来る人物だけにその場の勢いで盛り上がる周囲の情動に押し切られる理不尽が、本当に辛い。
#八重の桜
posted at 20:49:53

7/20

#八重の桜「戦争は絶対悪」は現代において揺るがぬ大前提だと思っているので、戦争は良くないという型通りの鉄壁の正論から
零れ落ちてしまう会津の切なる心情をどうにか受け止めたく大事にしたく尊重したく、そういう前のめりの思い入れを持て余して
しまう毎回、その悶々とする辛さ。
posted at 13:27:54