あまちゃん(8/13-8/30)ツイートまとめ

8/13

先々週の末以来か、随分とブランク空いて書きにくいこと甚だしい #あまちゃん 感想、さすがに細かな言及はできないが
一応トライしてみる。思い出し思い出し。なので筋の順不同はご容赦。
2013年8月13日 - 19:10

ユイはストレートに挫折経験し強くなったわけではない、挫折→自暴自棄のルートは辛うじて春子他地元の大人たちが防いだが、
それでも所詮は脳ミソが優等生、視野狭窄の一本道外すと即アウトな強迫観念から自由になるまで時間を要した(海女になる宣言
経由で北鉄アイドルに復帰)、きっかけは水口の→
2013年8月13日 - 19:15

2)「俺は君をアイドルにする事を諦めてない」の言葉で、そこでようやく自分はまだ終わってなかったと気付くユイの硬直した
優等生思考は、まんま母よしえの帰りたくとも帰れない(帰っちゃいけない)の自縄自縛の思い込みをなぞっているの図、
似た者母娘特有の面倒くささの一端顕わに。 #あまちゃん
2013年8月13日 - 19:19

3)そしてこの優等生タイプにありがちな思考の自縄自縛は本日エピでの、 鈴鹿本人が気にするほどには相手も周囲も彼女の
過去の失態を覚えてないオチにも変奏されている。#あまちゃん
2013年8月13日 - 19:20

GMT新規加入の子を除く元メンツ5人のみが太巻から嫌悪も露わにネチネチしごかれてる実態を知らないアキは、自分もあのまま
残留すればアイドルになれたはずとご都合妄想を逞しくするが、水口ですらその甚だしき思い違い(アキの処分に不服な 水口が
「アキなしでは成功しない」宣言しなかったら→
2013年8月13日 - 19:22

→そも太巻はGMTを売る気などさらさらなかった)を指摘しない苛立ち少なからずあった覚えが。
2013年8月13日 - 19:23

6)アキと種市くんがまさかの両思いとなり付き合う展開の唐突感になんとなし震災に関わる不吉な影がよぎらなくもなく。
(最後にアキの傍に残ったのはヒロシ、な可能性も未だ捨てきれず、←種くん無事ならそれも良しだが彼の存在意義が
どう扱われるか次第) #あまちゃん
2013年8月13日 - 19:26

前にも書いたが春子の暴走をたしなめる時の正宗の「春子さん」と釘を刺すタイミングや声のトーンには
長年連れ添ったパートナーへの深い愛情愛着がこもっていて耳にするたびほんのりと微笑ましい。
2013年8月13日 - 19:27

8/15

ずっと分からなかった、何故ああまでユイが母の失踪にダメージ受けるのか。
小学生ならまだしも、じき成人迎える年齢であの強烈な母依存は春子アキの母娘を遥かに凌ぐ深刻度だと感じてきた。
以前の「(自分を)捨てた」発言からしてツッコミ必至の危なさ。いくつなんだ君はと。(続く
2013年8月15日 - 8:45

2)だがそれを本日ユイの「(自分は)所詮子供なんだなーと思った」発言でクドカンは想定内だと示してきたので少し安心も。
実は昨夜就寝前に突然はたとユイは元々「母のために」が動機の根幹にあってアイドル目指してた事に思い至り。→
2013年8月15日 - 8:46

3)ユイにとって母の愛情>アイドルの夢、だから母との信頼面でつまづくとアイドルの夢も追えなくなる、それほどの痛ましい
母依存。あの歳にしては幼く脆い内面は、北三陸以前の春子が評したアキの地味で暗くて云々に相当する、母からの呪縛が相当
効いてるからだと思う。→
2013年8月15日 - 8:50

4)アキとユイは母の影響下で息を潜め密かに葛藤し続けた同志、だから特別に惹かれ合う。
そしてユイはもう無理だよと言いながらも内心では迷ってるし水口の言葉が支えとなり北鉄アイドルに復帰した事実は
覆しようがない。家出に象徴される常にアキがユイの手を引っ張る関係性にも注目。
2013年8月15日 - 8:57

5)しかしほんとユイはヒロシの間の悪さに匹敵する立ち上がりの遅さが未来を切り開く上での足枷になってるというか。
ユイがアキをかっけーと言いたくなるのも無理ない。それ一番この子に欠けてる部分だから。
2013年8月15日 - 8:58

春子&夏エピ以来、繰り返される母娘ラインのメッセージは「本音でぶつかるみっともなさを恐れるな」だろう。
よしえもユイも春子をなぞっている。あの年甲斐もなくみっともなさ晒した春子を二人は見事に踏襲した。
世間の批判覚悟で弱さ晒すは捨て身の覚悟なくして出来ることじゃない。
2013年8月15日 - 9:03

ユイは殻にこもって黙っていると、外見上は整った容姿と表情の乏しさとで大人びて見えていただけで、アキと親しくなるにつれ
内面を喋るようになる、それが本音の場合「叫ぶ」になるのは勢いに頼らないと言い辛いから。
ユイが徐々にでも自らの幼さを露呈できたのは外に開いた画期的な変化。#あまちゃん
2013年8月15日 - 10:49

過日アキに「ユイのためじゃなく自分のためにアイドルの夢を頑張んなよ」と伝えたその言葉をそっくりユイに伝えたい。
母のためじゃなく自分のために夢追ったらいいよ。アイドルになる、は今ではもう100パーよしえのためではなく、ユイ自身の
夢でもあるはずだから。#あまちゃん
2013年8月15日 - 10:53

夏と春子、春子とアキ、よしえとユイ、三組とももれなく母娘のねじれが描かれている。
ドラマWOMANもだが(坂元脚本の 「母」から「母娘」へ更なる核心突いてくる鋭い嗅覚)腫れ物扱い必至の問題に真正面から
取り組む脚本家の挑戦は最終的に視聴者にどんな景色を見せてくれるか。
2013年8月15日 - 10:58

先のに補足すると。よしえが本音でぶつかる必要あるのは「自ら(足立家)の家族に対して」であって、そこにリアスという
舞台と観客、もっと言うと陪審員役の北三陸の面々を配した(のは吉田だが)のはあくまで余分、ただ夏がそこを了解し、
あえてよしえ連れて踏み込んだのは、→
2013年8月15日 - 13:59

2)どちらにしろあそこで逃げず受け入れられるか否かの賭けに出るしか道はないから、だと思う。
あの場面は先手読むリトマス試験紙のようなもの、よしえがまな板の上の鯉の覚悟で臨む試練は不可欠で、駄目なら駄目で
それこそ春子曰くの「残念でした!」のギリギリの過酷さは漂っていたし
2013年8月15日 - 14:01

3)結果云々よりむしろその緊迫感が演出できればあれはあれでOKだったんだろうと理解してる。
2013年8月15日 - 14:03

8/17

あれ俺いくつだ、65?どうなってんの!」甲斐さーんその美味しい台詞謹んで頂きましたー。
←日に日に渋カワな甲斐さん贔屓に傾く自覚あり #あまちゃん
2013年8月17日 - 8:26

リアスの野郎共によるユイちゃんけしかけ包囲網の結託度合いにニヤリ。分かってボケる無神経やる高度テクに無駄に年食ってない
したたかさ垣間見え。照れ隠しとマジで馬鹿の曖昧さが多分彼らの「くだらねー」(褒めてる)美学か
(そして買い被りと笑い飛ばす余地残すもまた美学)#あまちゃん
2013年8月17日 - 8:33

先日母と娘の共通項で #あまちゃん と #Woman を語ったが、前者にない後者の特徴に母と息子、父と娘、のバージョン違いにも
触れてる点は見逃せない。信がネグレクト母に寄せる思い、示す態度の甘さは、かつて子供だった小春が事情を知らぬとはいえ
母よりDV父の側についた甘さと同質で、→
2013年8月17日 - 13:25

2)子は親という元々の優位にさらに異性のわかりづらさが加わることで、その絶対性が強化されてしまう情のカラクリを
坂元脚本が抜かりなく指摘している安定感は何気に凄い。 #あまちゃん #Woman
2013年8月17日 - 13:27

3)一方 #あまちゃん では母娘関係でも #Woman ほどの親子バリエーション補完は追求してないし、アイドルに関しても
女子に対し男子成分がほぼ皆無という具合に、作り手のおそらく作為的な欠落があるわけだが、少なくともその偏りに視聴者が
自覚的であるのは無駄ではないように思う。
2013年8月17日 - 13:28

補足。ここで言及したアイドルとは商業アイドルのことです(と誤解なきよう一応書いておきます)。
2013年8月17日 - 21:52

8/19

会場入り直前、不意に怖いと呟く娘に「やめるか?アキ」先回りして助け舟を出す正宗の気遣い。
思えばこの父は娘に厳しく接しがちな母春子とのバランスを取るためにも、殊更アキに甘く優しく安心を与えるよう心がけてきた
フシがある。地味ながら光るナイスフォローに父の有り難みが凝縮。#あまちゃん
2013年8月19日 - 18:30

春子のここにきて母を知らなすぎる事に気づいた親不孝の嘆きを隣でじっと聞き入るユイや、オーディションで尊敬する人と
その名を挙げ緊張と興奮から鈴鹿語りを始めるアキへの鈴鹿本人の反応をチラ見して、にっと笑顔になる入間ちゃんを
すかさず捉えたショットGJ。いい仕事してます。#あまちゃん
2013年8月19日 - 18:40

『いつでも夢を』を夏が手術中の待合室にて口々に声を合わせて歌い始める面々。こんなに皆んな愛してますよ夏さん、だから
元気になれ、の祈りの歌声を、朗らかに笑顔で、どこまでも笑顔で。#あまちゃん
2013年8月19日 - 18:43

8/20

恐れ知らずの鋭い直感でアキの恋愛の核心に迫るGMTの三人と、アキの自分への変わらぬ思い聞き嬉しさ余って「雄」と化す
種先輩と、 どちらも結果的に「ぐいぐい」アキを押しまくるの図、の反復の面白さ。#あまちゃん
2013年8月20日 - 17:55

かてて加えて。嫉妬に狂う水口が種先輩をネチネチ責める場面での一般男性→ルパン三世の駄洒落を言うくだりで、 水口役の
松田龍平が一瞬ふっと素に戻って吹き出してるのが本日最大のツボだった
(龍平が笑った!龍平が笑った!的なちょっとした一人祭り状態に)。 #あまちゃん
2013年8月20日 - 17:57

8/21

やっぱり。反応が寡黙な頑固親父のそれなんだ夏さん。若春子が敬遠一辺倒だったのもまるで父のような母、の特殊性もあるかも。
母にちょっかい出して関わることを楽しんでる風な春子の子供っぽさは、一気に25年のブランクを取り戻そうとするかのようで。
#あまちゃん
2013年8月21日 - 8:28

梨明日カウンター内でのユイとよしえの柔らかで自然な母娘のやり取りの眼福至福。
ああこんな幸せな光景がまさか本日見れるとは思わず。シーンの間中ぼーっと緩みきった微笑み浮かべて見つめてた気がする。
#あまちゃん
2013年8月21日 - 8:29

「一人で帰れる?」「ハイ!」のやりとり時点で、うわちょろいわ水口〜とアキの心情に沿ってニヤニヤしてしまうなど。
#あまちゃん
2013年8月21日 - 8:35

アキに若春子を幻視する太巻はそろそろ年貢の納め時ってことか。
今まで無理と退けてきた未知の領域に勇気出して飛び込んでみたら、意外とすんなり上手くいくものを。
あとはいつ思い切るか、そのタイミング。#あまちゃん
2013年8月21日 - 8:36

8/24

本日一週間まとめ視聴しての感想少し>あまちゃん
2013年8月24日 - 20:04

アキの台詞(母ちゃん親孝行できなくて御免なさい)やコメント(存在感がない)の背後に影武者の顛末を知る鈴鹿が春子を
強烈に意識した、と仮定すると、アキ推しには太巻ならずとも春子アキ母娘への罪滅ぼしの気持ちが働いたわけで、実力より
人情優先の選考基準という中々に興味深い結論に至る。
2013年8月24日 - 20:08

鈴鹿の後について台詞を言うアキの「母ちゃん」の声が、若春子の声に加工されていたのに再見して気づいた。
2013年8月24日 - 20:08

太巻が挙げた伊豆の踊子山口百恵野菊の墓松田聖子同様、劇中映画潮騒のメモリーのアキもデコ出しが印象的な
ヘアスタイルから察するに、アイドルデビュー映画はデコ命!の法則でもあるのかもしれない(適当に言ってみた)。
2013年8月24日 - 20:09

春子が夏を知ろうとしなかったのはそれほど母への苦手意識が根強かったから。弱みを見せない理解の取っ掛かりが掴めない
「遠い」人だったから。夏が好んで歌う『いつでも夢を』が大嫌いだった、歌は母の象徴だから。
もし橋幸夫に憧れたエピを聞いていれば。そしてそれを娘に語らなかった夏の判断。
2013年8月24日 - 20:12

だから以前も書いたが春子だけでなく夏もかなり「面倒くさい」部分を持ち合わせているし、似たもの母娘だからこそ
ややこしくこじれる、とも言える。
2013年8月24日 - 20:13

国民投票とはぜんぜん違う!とオーディションの印象で意見が一致するアキと小野寺ちゃん。ファン人気一択でなしに
当人の能力実力努力の類がある程度結果に反映されるルールの「やり甲斐」は選ばれる側に魅力的に映って当然だろう。
人は受け身でなく能動的に動いてこそ真価も発揮でき活き活きと輝ける。
2013年8月24日 - 20:17

リセットしてゼロからスタート、が可能なのが芝居であり映画だとアキに教える鈴鹿のくだりに、なるほど「逆回転」のオチを
ここで綺麗につけたかとニヤリとしたのと、リセット不可な現実の厳しさとの対比で最後にフィクションの優しさ軽やかさを
ふわりと置いてくれたことへの密かな感謝と。
2013年8月24日 - 20:18

8/26

オーディション一次でのアキの「母ちゃん親孝行できなくて御免なさい!」には春子の夏への思いも上乗せされ二人分でパワーも
二倍、だったから鈴鹿の心に響いた。なのであの台詞にアキとして命を吹き込むには、祖母の夏以上に母である春子に対する
何がしかの感情の高まりが必要な気がする。#あまちゃん
2013年8月26日 - 9:03

母娘に比べ男女の繋がりの自由度高い描き分けの面白味。
夫婦にしろ夏忠兵衛や、実質夫婦な春子正宗や鈴鹿荒巻の型に嵌まらない関係性あり、美鈴や栗原ちゃんの自由な異性遍歴など
踏まえるに、アキと先輩も唯一絶対の相手でもなくこの先も安定した関係が続くとは限らない、と読んでみる。#あまちゃん
2013年8月26日 - 9:07

一昨日書き落としていたので→)映画潮騒のメモリーリメイクでの鈴鹿とアキのダブル主演という触れ込みだが、考えてみれば
影武者の春子と主演の鈴鹿による映画第一作目も、ある意味ダブル主演だったわけで、ここにも因縁は巡るのだなという感慨。
#あまちゃん
2013年8月26日 - 9:09

8/29

夏ばっぱを模倣した鈴鹿のアドリブ演技がアキの本気を引き出したとか、春子母として形無しだなと。
過日春子の鈴鹿意識した「東京戻るとママが二人になる」に「それ子供が二人になるの間違いじゃ」と内心突っ込んだが、
夏母さんと二人の娘のダブルヒロイン制がここまで徹底されるとは苦笑。#あまちゃん
2013年8月29日 - 8:31

でもって後からアキに春子への感謝を(くだんの台詞、母ちゃん親孝行できなくて御免なさい、を)ちらっと語らせるクドカン
卒のなさにもついニヤニヤと(やっぱこれ言わせとかないとマズいよね的な脚本の思惑、計算、苦悩が偲ばれそんなカワイー
クドーさんに好感)#あまちゃん
2013年8月29日 - 8:32

8/30

あの歌は一回きりしか歌わないと念押す春子も、あの演技は一度きりしか出来ないとリテイク断る鈴鹿も、それを了解した太巻も、
リセット不可な現実を噛みしめた上での和解劇。そこに流れるアキの25年分の大人達の心の澱を爽やかに洗い流す歌声と、
急に凛々しく大人びた珠玉の微笑み。#あまちゃん
2013年8月30日 - 15:08