タイバニ観たよ、と呟いてみた






某所にて。お試しのつもりで。


TIGER&BUNNY (タイガー&バニー
第5話「 Go for broke! (当たって砕けろ!)」


控えたメモ書きによる感想メモ(というかモロまんまだ)。

作画は多少怪しくなろうとも脚本は泰然自若、我が道を往く、のであった。意味を二重に持たせるなど奥行きを感じさせる台詞回しと、パッと見はありきたりのテンプレのようで、意外と細やかに登場人物間の関係性を(最小限の台詞や演出で)チラつかせたりさり気なく構築したり、細部にニヤリとさせられる洒落っ気が今回も堪能できた。水準にさほどバラツキのない安定感が頼もしいばかりの西田征史脚本。

あなたの顔を見たら昨日のことが思い出されて悲しくなるだけだ、とすげない口調のバーナビーことバニたんの云わんとする趣旨(バニたんの女性ファンの前でしょーもないドジ踏んだ虎徹への当てこすり)と、そこからそのファンが尋ねたバーナビーの明日の誕生日のことだと思い込み、きっと我が相棒は誕生日に「ぼっち」なおのれの淋しさを暗に仄めかしてるのだろうと受け取る、どこまでもお節介おじさんな虎徹のズレ加減が、実におかしい。
お前ら無茶苦茶相性いいんじゃないのと眺めてたら、やはりラストのオチはそうきたかと。
バニたんのツンデレぶりには胸掻き毟られる思いがする(おいおい誰がキモいんだか)。ああバニたんまでが女の子でもおかしくない気がしてきた。ヤバす!

ピンクのぬいぐるみというよりバニー板、←「タ」と読んでくれ、(ほら、たとえ材質が板じゃなくとも板みたいに薄っぺらかったしさあ、)を腹話術のように扱い一人二役、バニたんらしき声作ってもてあそぶ虎徹も、俺(自身)がプレゼントだ(はあと)などと平気で抜かす虎徹も、妙にナヨついてんのが不気味にエグイんだがどうしちゃったんだか。虎徹ってオジサンというよりオバサン寄りに見えてきた今回の言動で。てかどの男キャラも見た目はマッチョであっても中身は中性的という点で共通してるような、あの爽やかスカイハイすらも。顔つきがどことなくトムクル(笑)してんのも、彼の映画「マグノリア」での傷つき易い繊細な神経を内に秘めたマッチョ男という役柄を思い出させるんだが、一方で「素晴らしいっ!」ときたら「オーズ」の鴻上会長を連想させずにおかないわけで、すなわち変人、でもなんだか憎めない、まあそれはトムクル(演技だけでなく素も含めていいですかーw)にも云えそうだけど。

せっかく覚えた台詞が無駄になったことに「爽やかさを崩さず、あくまで品よく、」無念と怒りを元気玉に込めて放った時の、思いっきり叫んだ「スカーイハーイ!!」の掛け声が素敵過ぎてむせそうになった。
こうなったらお約束に乗っ取って、完璧な笑顔からこぼれる白い歯をきらっと光らせて欲しい!とか思う。

完璧と云えば、バニ少年の可愛さは犯罪の域に達していると思われ。(←完全にデレた)

ラストのオチにも増して、NEXTの特殊能力で強化武装した犯人との格闘の最中に、
虎徹「おーい!もうすぐ能力(5分間だけ通常比で100倍に増幅されるパワー)が切れるぞー!」 ←いつも声デカイ
バニ「・・・・どうしてわざわざ敵の前で・・・・ぶつぶつ」 ←ため息交じりに小声で不満漏らす
の流れが何気に気に入ってる。
この噛み合わなさそうで合ってる絶妙な掛け合いこそバディものの真髄、やり取りだけでワクワクしてくるってもんです。

他にも、先週のキムタク紛いな「ちょ!待てよ!」に続き、虎徹の「ちっが!!」(←違うと云いたいらしい)の言い様だとか
マイク通すや急に声デカくなるのは分かるとして、何故かそれまでのぼそぼそ呟くのが絶叫口調に様変わりし、おかげで半分なに云ってんだか判んなくなる斉藤さん、だとか
細部まで目を配った美味しいサービスが行き届いていて、いやーいつも通りに楽しかった。満足。

ところで先々週だったかに気づいたんだが、MXよりBS11のが画質が良いようなので、後者もBD保存用に録っておくことにした。それにこれまで同様に地震速報でL字テロップ入ってたのでね前者は。
火曜日って揺れる確率高い気がしないか、余震の周期にたまたま乗っかっちゃった、とか?



※(今のところなんとなく観てる感じな)青エク主題歌。ここで若さはプラズマ!とか云ってみる。←何のネタだよw
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