スタジオパークに柄本佑

スタパ本日のゲストトークを録画にて。

懐かしや、『ゲゲゲの女房』の菅井伸こと菅ちゃん、である。
そうか、前作の朝ドラ『おひさま』主人公(陽子)の幼馴染みタケオ役は、弟の時生くんだったのか。

本日話題に上るまでまったく気づかんかった。
ゲゲゲを除けば前作まで朝ドラ自体に関心薄かったせいもあろうが。

スチール写真を見るかぎり、兄はおひさまの出演者(弟)に、弟はゲゲゲの出演者(兄)に、それぞれ勘違いされることが多かった、という話も誇張には聞こえない。

ばんえい競馬を舞台に新人騎手たちの成長を描いたという、北海道初のTVドラマ『大地のファンファーレ』(BSは2/25に前後編を一挙に、地上波は3/13,20の二週にわたり放映)での共演者、高良健吾くんとは仲が良いらしい。

高良くんの素直に友を褒める(実に「らしい」言動だなあと)ビデオコメントに、照れと困惑と気安さがごっちゃになった突っ込みを入れる柄本佑くんが、まんまゲゲゲでの不器用な菅ちゃんに見えてくる。

二人が話しだすとたちまち盛り上がって「女子高生みたくキャピキャピしちゃう」(柄本佑:談)んだそうだ。
仲良く手を繋いで歩いてる写真にたまらず吹いた。誰に向けてそんなネタサービスを。

祖父母から父そして自分と三代続く映画好き。
なかでも祖母の影響は強く、彼女により映画への興味と愛情が育まれたのだという。

駅馬車のフォード、道のフェリーニ座頭市三隅研次、と洋邦問わず往年の映画監督の名が自然に口をついて出るのも、祖母の薫陶のおかげか。

メンクイ(まるでカーネーションの奈津のよう)な祖母が(けして二枚目じゃない)フレッド・アステア贔屓だったのは、「踊ると色っぽくてイイ」との理由からだそう。
よく分かってらっしゃるお祖母様よ。実にその通りでございます。

視聴者からの「行ってみたいところは」との質問に、オリヴェイラ監督の故郷を見てみたいからポルトガル、と答える初々しきシネフィル青年。本当に映画が好きなんだなと。

映画デビュー作(『美しい夏キリシマ黒木和雄監督)にて共演以来、心酔する故・原田芳雄への純粋なリスペクトの吐露も清々しく、また微笑ましく聴いた。

子供の頃の夢はジャッキーチェンに影響され、スタントマンだったとか。
それが三隅研次監督の座頭市を観て、かっけー!と感動、映画監督に憧れ、なりたいと思い始めたらしい。
では最終的には映画監督志望、ということなのかな。
すでに短編数本を撮っていると言っていたし(最新作がさわりだけ紹介された)。


以前にゲゲゲの菅ちゃん語った感想を、おまけのリンク。



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