特撮ヒーロー関連つぶやきまとめ(2011/5)


引き続きの整理整頓その2。ということで
過去tweetより特撮hero関連のみ抜粋し、手始めに去年5月分をコピペ掲載。



2011年05月07日(土)

東映チャンネル録画分の過去のスーパー戦隊(劇場版)6作品を視聴。
6つの中で作品的には「サンバルカン」が最も好み(白波5人男のパロ含め、伸びやかな宙明楽曲満載なのがいい)だが、スーツアクター目線では釼持誠SAと喜多川務SAが一緒に映ってる時点で眼福と云える「バイオマン」が一押し。

バイオマン劇場版」、劇中のバトルシーンで流れる主題歌のサビ部分「クラッシュアタアァァ!(←クラッシュ・アタック)」の雄たけびが、どうしても「ヤッター!」と聴こえてしまい、その度に口元が弛むのを抑えられず。

バイオマン劇場版」(その2)、富士山をバックに5人横並びでポーズ決めるショットの時の、是が非でも一時停止ボタンを押したい誘惑に駆られる(そしてむろん速やかに実行した)釼持グリーンの引きの強さはどうしたことか。さすがはトップガンダー(の中の人)だ、と惚れ惚れ。

ところで、渓谷に掛かるつり橋の上で苦もなく(のように見える)連続バク転を披露するイエローフォーだの、スピーディかつダイナミックな連続バク転で見る者を魅了せずにおかないパルパンサーだの、かつてバク転は主に黄の人の伝統だったのかも、と思ったり。

となるとゴーカイで蜂須賀イエローにお鉢が回ってきたのも納得がいく。これが40年の歴史ってやつか。いやー奥が深い。

ダイナマン」(爆発し過ぎ!無茶し過ぎ!もはや命がけで逃げてるっぽいSA諸氏!東條監督の鬼っぷりが半端ない・・・)自体が初視聴だったゆえ、筋少オーケンの元ネタに違いない敵幹部にまじウケ。似過ぎだって。

分身の術の場面、4人ブラックが横並びで倒立回転とびを連続で披露する時の、手前から2人目の人がもしや釼持SAなのか。(理由:一番好みだから、←馬鹿を承知で馬鹿を云う)

その予想を引き継ぐと、一番手前が喜多川SA、3人目が春田純一@変身前の人、なのでは、に発展する。そして悶々と・・・(毎度のパターン)。

訂正。40年×、36年○、(ライダーと混同したもよう)。




2011年05月22日(日)

ゴーカイジャー第14話(1)。膝小僧を抱える体育座りでうんうんと頷き合う恭介とハカセ、の浮きっぷりが最高。
堂々とKYを貫き「二人の世界」に没入する微妙な空気感の「可笑しみ」は、浦沢義雄脚本×坂本太郎監督の息のあったコンビプレーの賜物だろう。

アイラブユー!としつこく宣言し合うジェラシットとインサーンも同様に「二人の世界」に没入するKYぶりが、その痴態を黙って見守る(しかない)ゴーカイ&ザンギャックの面々の対比のギャップもあり、さらに面白さを加速させている。

蜂須賀イエローの所在なく交差した足と呆れたように傾けた首、という佇まいは、台詞なしでも見事にルカの心情が汲みとれる。
またザンギャックの幹部三人(殿下&バリ造&ダマ男)がただ揃って絶句してる図も、彼らは一ミリも動かなくとも手に取るように心中の混乱が伝わってくる。

こちらはカメラワークが加勢した感。そして「間」の演出の上手さも。 
ゴーカイ浦沢脚本のジェラシットとインサーンの関係性は、ゲキレン荒川脚本の五毒拳のソリサとマガを連想させる。
どちらも男の一方的な片思いで、これではいかん!と奮起した男の意外な押しの強さ(雄らしさ)に、

女は一時なびくも「やはり大したこと無かった」とあっさり見限るオチがつく。或いは教訓が。 
だが「意中の相手以外はその辺に生息するどうでもいい雑魚」が男の本音、とあけすけに語った橋本治の正直さを一体どうしたものか。苦笑

VRVマスターから恭介へ受け継がれる「コーヒー牛乳手渡し」の伝統!と喜んだも束の間、最終的に受け取り拒否され、逃げられるとは。浦沢脚本の醒めた自虐なのか。ラストの〆方も然り。

カーレンジャーの「大いなる力」はショボかった(=なくてもいい無駄なモノ)とナビィに一蹴させ、「無駄」な力を使わない省エネを呼びかけるという、自虐で洒落のめすオチの毒を見逃してはならない。 毒と云えば五色の信号機(意味は聞くまい、「無駄」だからw)のシュール全開な小芝居にも

笑ったが、カーレンの決め台詞をタルそうに渋々真似る(「大いなる力」との交換条件で仕方なく恭介の指示に従ってるため)ゴーカイ5人に、三々五々集まってきた子供らが「カッコ悪ー」「だせー」と口々に野次を飛ばし、すかさず恭介が「もっと熱く!」などと注文をつけ、今度は

彼らなりに真面目に決めポーズをこなすと、子供らの反応は一転、格好いい!と好評を博す、という流れに於いて、厨二病的自意識過剰を自慢げに誇示する俺さまヒーローの勘違い(もしくは空回り)をあっさり暴いて見せたのは痛快だった。けして不条理ギャクだけの人、ではないのだ。

「サル顔の一般市民」はレッドレーサーに変身した姿でゾンネットに惚れられた過去はあったが、まさか素顔でウーチュ人女性にモテる日がこようとは。
美醜など世で当然のように信奉されている価値観を一度チャラにし、フラット化する浦沢脚本のユニークさは、それが安っぽいヒューマニズムとは

まったく無関係なところから出てきた発想であろう点に尽きる。「人間」は別に偉くも特別でもない。異星人とも動物とも虫とも花とも宇宙ゴキブリとも同等の存在として描かれる。いや「野生の」車とだってさしたる違いはなさそうである。


記憶だけで訂正ってアリか。 
>「意中の相手以外はその辺に生息するどうでもいい雑魚」が男の本音、とあけすけに語った橋本治  
ここでの意中の相手とは恋愛許容範囲内の異性、つまり見た目がそれなりの女性、ということだったと思う。
分かり難くて申し訳ない。(ウロ語りを反省)



2011年05月23日(月)

「正義」には公正な裁きを下すという大上段に立つイメージがつきまとうが、すべてをフラット化するカーレン浦沢脚本では、善悪の二項対立はさほど重要な意味を持たない。
ゴーカイ敵ゲストが生還するのも、相応のお仕置き(ゴーカイジャーからの)を受けたことでチャラにされた感が強い。何故なら

我々人類含め宇宙のあらゆる存在はドングリの背比べ(大した差異はない)、との認識に基づく一種の「平等主義」で形成された世界観だから。
それが果たして、達観なのか諦念なのか愛なのかその全部なのかそれともそれ以外の何かなのか、は置くとして。苦笑




2011年05月28日(土)

本日放映分の「シャイダー」はパイロット以来の澤信回(38話)。柔らかな輪郭で人物に瑞々しさを添えるライティングに目を引かれる。
十八番のアイドル映画的撮り方も面白い。番組的にも毎回の高クオリティ維持は素晴らしいの一言。
優れた監督陣の個性を競い火花を散らす熱気が伝わってくるよう。

加えてセメント爆弾が柴原シャイダー直撃する小笠原回(37話)の容赦のなさ!(苦笑い) 
おそらく小笠原回が続けばSAの身が持たないと思われ。

誇張でなく現行SHT以上にシャイダー気に入ってるので、じき終わると思うと一抹の寂しさがあるなあ。





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