宇宙の渚/セザンヌ/非公認戦隊、など

本日も地味に録画消化作業。

Nスペ宇宙の渚
これ以前BSで放送したやつの再編集ものかな、宇宙と地球の緩衝地帯な空間を「宇宙の渚」と名付けたのは、NHKのオリジナルなのか野次馬興味あり。
さてその場所での「スプライト」なる謎の現象の証拠撮影を、初めて敢行したのがラモーン宇宙飛行士。
遡ること8年前のコロンビア号爆発事故で、帰らぬ人となった彼の
スプライト発見時の言葉「 Air and Space are One Continuity 」(空と宇宙は連続している)
の意味するところを、その遺志を継いで検証する試みを、ドラマティックかつ
新たに判明した事実を積み上げる説得力ある語り口で構成した手法は、さすがの安定感。

「空(つまりは地球)と宇宙は連続している」
このたったひと言に、世界の秩序と真理が端的に言い表されている気がする。
連続するのはすべてが不可分の生命だから。分けるも不自然。
かといって両者を一つと見做すのも強引。
だから個別で成立しつつ、分かちがたく連続する。
というのが、この世のすべての関係性に当てはまる生命の法則なのではないか。

◇日美。「画家はものの一面だけを見るのではなく、あらゆる視点で対象を捉える、という
使命を背負っている」とセザンヌは言った。
そしてその思想と手法は、のちのピカソキュビズムに多大な影響を与えた。
またしかし「ものの一面だけ見るのではなく、あらゆる視点で対象を捉える」必要性は
表現者全般に共通するのではないか。さらに言えば一般人にしろ、より深い思考力や判断力を
獲得するのに欠かせない要素のように思われる。


※ここから急にくだけて特撮ヲタ話。

◇『非公認戦隊アキバレンジャー』というのを二話まで観て、先日の三話はヴァーホーベン映画の
録画優先で見送ったんだったが、にしても正直アニメとの両刀遣いな者以外には
「この予算で直球ストレートに牙狼のミーハー版(エロ度さらに高め)みたいなの作ってくれりゃ
良かったのに!」と残念に思う内容ではあった。
特撮枠で新たな視聴者層を開拓したい作り手側の狙いは分かるが、アニメネタと融合される時点で
ドン引きする特撮専用ヲタ(そんな用語があればだが)は少なくなかろう。棲み分けって概念だって
まだ廃れてはいないだろう。
ああなんだろうな、モヤモヤする、いいんだ忘れてくれ、単なる愚痴である。
どうせ見るなら牙狼の女性陣みたいな綺麗どころがいいよなっていう。
あと悩殺!(←強調したい)スーツアクション目白押しで。
もしもスーツに一番予算使って凄いの撮ってくれたら(楽しい妄想中)くれたら!
いかん鼻血がヨダレが眩暈が。くそう実現しないものか。(しねーよって心の声でした)

他にはいっそタイバニ人気に学び、思い切ってBL戦隊(ははは)ぶちまかすほど
トンデモなく突き抜けてたら、逆に面白がって(敬意すら抱いて)応援したかもしれない。
需要はあると思うぞ間違いなく。
何故にヲタ女子の需要を切り捨てるやら。勿体ない。いいお客さんだろうに。





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